●アイビーホールド/Ivy fold
ポケットチーフの飾り方の一つ。別名パッフドスタイル。折畳まずに角を中側に差込み、全体にふわっとした感じを作る。特にアイビー・ルックに限ったわけではなく古くからイギリス、ヨーロッパで使われている。

●アイリッシュツィード/Irish tweed
アイルランドを原産とするツィードの総称。ハリス島周辺で作られたご存じハリスツィードもコレに属する。ざっくりとした荒々しい風合いと世代を越えて受け継がれるほどの丈夫さが特徴である。ハリスツィードはハリスツィード協会のトレードマークが目印となっている。

アウトツータック/Out two tuck
スラックスのウエストバンド下部に見られる「ヒダ」が外向きで2本あること。これのないものを「ノータック・スラックス」一本のものを「ワンタック・スラックス」などと使われる。

●アウトポケット/out pocket
外側に貼り付ける形で取り付けたポケット。ジャケットやブレザーなどカジュアルなスタイルに最適。

●アルパカ/alpaca
南米ペルー産の山羊の一種、アルパカまたはラマの毛を原料とする。独特の光沢感と滑りのよい風合いが特徴。薄手の高級裏地として多く用いられた。

●アンゴラ/angora
トルコ原産のアンゴラ山羊、アンゴラ兎の毛で作られる。なめらかで軟らかな風合いが特徴の素材。

●イージーオーダー
すでに決められたパターン(紙型)が用意され、注文主のサイズ、デザインの好みにあてはめて作られる 背広の仕立て方。

●イージー・スーツ
アンコンストラクテッド・スーツのこと。非常にカジュアル・ライクで軽い感覚を持つことから、こう呼ばれる。 イージー・ケア・スーツということもあり、これは特に“取り扱いの軽い”といった意味をもつもの。

●イタリアン・カラー
シャツの衿腰がなく、1枚裁ちの衿で、そのまま縫い目がなく、前立てにつながっているもの。

インツータック/In two tuck
スラックスのウエストバンド下部に見られる「ヒダ」が内向きで2本あること。これのないものを「ノータック・スラックス」一本のものを「ワンタック・スラックス」などと使われる。

●イングリッシュドレープスーツ/English drape suit
1930〜1940年代の初めにかけて主流となるスタイル。肩幅が広く胸にもゆとりを持たせ、袖付け部分にはくぼみが出来るほどのゆったりとした優雅なシルエットのスーツ。1920年代のスリムなシルエットに代るそのスタイルは新鮮な感動を与え、その後のスーツスタイルに大きな影響を残した。

●ウイング・カラー
礼服に使われている全体が立って、衿先だけが織り返っているもの。立ち衿ともいい、 アスコットなど付けるのに適している。

●ウイング・チップ
靴のチップ(つま先)に、打ち抜き飾りや縫い目飾りで翼の形を出したもの。俗称「おかめ」といい、トラディショナル調の服装に合う靴飾りとして欠かすことのできない。

●ウインドーペーン/windowpane
服地のクラシック柄の一つ、窓ワク格子のこと。窓ワクのように縦長の長方形の連続模様。

●ウェルテッドポケット/welted pcket
ヘリ飾りの当て布を付けたポケット。スーツの胸ポケットに多く見られるタイプ。ウェルトとは「ヘリ飾り」のこと、箱ポケットとも呼ばれている。

●打ち抜きボタン
ボタンを外側まで出す仕立ての方法。スーツはほとんどこの仕立てである。反対にボタンを隠した仕立ての方法は比翼(フライフロント)と呼ばれ、コートなどに用いられている。

●エクリュ
ベージュに似た淡黄色。

●エジプティアン・コットン
上質のコットン地で一般的にエジプト綿と呼ばれるもの。もともとエジプトで栽培されていた綿の実から作られていたことから、この名がある。同質の物にアメリカ・シーアイランドがある。

●エスカイア・ノット
ネクタイの結び方の一種で、セミ・ウィンザーノットの別称。

●エルボーパッチ/elbow patch
スポーツジャケットやセーターの肘を補強する当て布のこと。革で作られることが多く、今ではアクセントとして用いられているが、アイリッシュツィードなどで作られたジャケットは、とても長持ちするため袖の擦り切れを防ぐために必要な機能であった。

●エンブレム/emblem
『紋章』のこと。ブレザーの胸ポケットに飾るワッペンとして用いられる。エンブレム付きの場合ポケットチーフは飾らない。

●オイスター・ホワイト
牡蛎(かき)の貝殻に似た白色。オフ・ホワイトと同じ。

●オートクチュール/haute-couture
フランスにおける高級婦人注文服のこと。40年代〜50年代ではクリスチャン・ディオール、ピエール・カルダンなどが有名。貴族や上流階級を顧客に栄えたが、その後はプレタポルテに進出のデザイナーが多く往年の名声はややすたれる傾向にある。「ブティック」とはそもそもオートクチュールの出店(サロンハウス)を意味するものであった。

●オーセンティック
「真正の、本物の」といった意味で、変化したもの、まぶしいものなどに対して使われる。オーセンティック・アイビーなど。

●オックスフォード
ブロードクロスよりも荒い平織りシャツ地のこと。正しくは「オックスフォード・シャーティング」という。

●オッドベスト/odd vest
オッドとは「片輪の」「ちんばの」といった意味。柄の違う替りチョッキの総称。スリーピースに見られる共地のベストは「スーツベスト」と呼ばれている。

●カシミア/cashmere
インド・カシミール地方産の山羊の毛。柔らかな風合い、独特の光沢が魅力である。

●カスタム・テーラー/custom tailor
注文紳士服店のこと。カスタムとは「特別の」、テーラーが「仕立て」を意味する。ビスポーク・テーラーも同じ意味。

●カフ・リンクス/cuff links
ドレスシャツの袖口に使われる飾りボタンのこと。

●カマーバンド/cummer bund
タキシードに用いられる腹巻き状のもので、もともとベストの代りに作られた帯で1893年に生まれたといわれている。その後ベスト型のカマーベストも用いられる。

●ガーメント/garment
「衣服」の総称である。ガーメントバッグはスーツ、ドレスシャツなどを旅行などのために持ち運ぶバッグのこと。

ギア
「服装・衣服・衣類」などの意味。

キッスボタン
袖ボタンの装飾の一種。重ねボタンとも言う。ボタンどうしが重なって、あたかもキッス(KISS)しているように見えることから名づけられた。何の機能性も無いが、本来仕立て職人があそび心と、技術の差をあらわすために始めた装飾である。

●ギャッツビー・ルック/Gatsby look
アメリカ、1920年代「失われた世代」の代表的作家F・スコット・フィッツジェラルドの小説『ザ・グレート・ギャッツビー』の描写に見られるファッション。フランネルのスーツなど古き良き1920年代の雰囲気を満喫させるスタイルで話題となった。

●キャメル/camel
ラクダの柔らかな毛を混ぜて織られた服地。温かくて軽い厚手のコート地。ポロコートはこのキャメルで作られたものが本格的。

●ギャバジン/gabardine
ウールまたは、コットンから作られる綾織。綾目が斜め65度の角度に昇っていくのが特徴。ウールギャバジン、コットンギャバジンと呼ばれ昔は仕事着や子供服に使われていたが、現在ではコート、スラックスなど多く使われている。

●クチュール/couture
服飾界での作り手の総称。男性のドレスデザイナーをクチュリエ、女性の場合クチュリエール。オートクチュール、プレタポルテのデザイナー全てを含む広い意味である。

●クラッシュド・スタイル/crushed style
ポケットチーフの飾り方のひとつ。パッフドスタイル(アイビーホールド)とは逆に、チーフの角を無造作に見せるスタイル。華やかな印象が特徴。

●グラフチェック/graph check
グラフ用紙に見られるような細かな格子柄のこと。スーツの服地をはじめ、ドレスシャツにも多く見られる。

●クラバット/cravate
ネクタイを意味するフランス語。17世紀パリにやってきたクロアチアの軽騎兵(クロアットcroate)の首に巻かれた鮮やかな布片にちなんで付けられた。

●クレリックシャツ/cleric shirt
衿とカフスを白無地、身頃に色や柄を使ったシャツ。1920年代に流行したもの。

●ケープ/cape
袖なしになった防寒衣料のこと。フードのあるなしによって“マントー”と区別 されたこともあったが、現在ではその区別も不明確である。

●ケーブル・ストライプ
縞がロープ状になったストライプ柄のこと。いっぷう変わった凹凸感が特徴。

●ケミカル・レザー/chemical leather
「合成皮革」「人工皮革」のこと。“イミテーション・レザー”とも呼ばれ、雨に濡れても大丈夫なことから手軽なビジネス・シューズの素材として普及している。

●剣衿
背広の衿型の一種。ピークド・ラペルのこと。フォーマル・ウェアによく使われることから、洋服職人の間では、フォーマル・ウェアをこの衿に因んで“剣もの”と呼んでいる。

●ケンプ
針金状の粗雑なウール繊維で、一般に死毛と呼ぶ。ハリス・ツイードなどにみられる。

●コイン・ドット/coin dot
コインは「硬貨」、ドットは「水玉模様」を意味する。つまりコイン大の大型水玉模様のこと。婦人服やネクタイの柄に多く使われている。

●ゴージ/goge
背広の衿などに見られる「衿きざみ」のこと。“ゴージ・ライン“といえば上衿と下衿で構成される線のことをさし、この高低でラペル幅、背広のシルエットが変化する。

●コート・シャツ/coat shirt
ボタンなしのオープン・フロントで、コートに似た丈の長いシャツ。

●コットン・コード
木綿の細い畝織り地のこと。木綿のコードレーンのことであり、サマー・スーツ ジャケットなどカジュアルな衣料に使われる。

●コットン・スエード
木綿地の表面をケバ立てて、スエードのような感じに仕上げられた生地のこと。ランチ・コートなどによく見られる。

サイド・ゴア
スリッポン・タイプの靴の脇に付けるゴムを織り込んだ布(ゴア)のこと。これを採り入れたものに“サイド・ゴア・ブーツ” がある。また靴だけに限らずスポーツ用の衣装にも用いられる。

サイド・ベンツ
背広、上着のベンツ(後ろの割れ目)の一種で両裾脇が開いているもの。日本では俗に「剣吊り」と呼ばれる。

サイド・ポケット
上着やスラックスなどの脇ポケットの総称。背広のそれはウエスト・ポケット、ロウアー・ポケットとも呼ばれる。

● サイ・レングス/thigh length
サイは「太もも」のこと。つまり、ネックライン(首線)から太ももまでの丈の長さ。

● サッカー/sucker
正しくは“シアサッカー”という。表面がリップ状になった、夏用の綿、または、合繊地のこと。

●ジェッテド・ポケット/jetteed pocket
両玉ブチのポケットのこと。ダブル・パイピング・ポケットともいう。

●シェード
明暗や濃淡の度合いのこと。また、色などに影をつけたり、明暗(濃淡)をつけること。

●シェファード・チェック
小柄のチェックで、日本には“小弁慶”といわれるもの。縦と横が普通の場合は同じ幅になる。シェファードは「羊飼い」のことで、もともとは羊飼い用の白黒碁盤縞の布地模様を意味していた。また、白黒意外に色を多く使ったものはファンシー・シェファード・チェックの名称で呼ばれる。

●シェル・ボタン/jetteed pocket
白蝶貝、黒蝶貝から作られたボタン。

●ジャカード/jaquard
編み機によって作られる編み込み模様のこと。柄の変化と種類は多く、セーターや靴下に利用されている。

スカラップ・ポケット
フラップ・ポケットの変形で、フラップが逆山型になったもの。スカラップはもともと帆立貝(scallop)のことで、この貝の縁に似せた形をこう呼んでいたもの。scarapはそれから転じて日本語化したものと思われる。また、理容用語のスカルプチュア・カット(レザー・カット)から転じたという説もある。

ステッチ
縫目の意味であるが、一般には衿のエッジ及びポケットのエッジに入れられた縫目を指す。星ステッチ、ミシンステッチなどの種類があり、もともとは表地と芯地の折り合いを良くする為に入れられた。表地と芯地のように素材が異なり湿気などによる伸縮で型崩れを起こしやすくなるのを防ぐことが目的。

スラントチェンジポケット
腰ポケットのデザインの一種。スラント(斜め)につけたポケットでチェンジポケット付きのデザイン。もちろんチェンジポケットも斜めに付く。

スラントポケット
腰ポケットのデザインの一種。スラント(斜め)につけたポケットのこと。別名ハッキングポケットともいう。本来乗馬時にポケットに手を入れやすくするために考案された。

スリーパッチポケット
ジャケットにおけるポケットデザインの一種。胸と左右の腰のポケット(スリー)をさし、貼り付けた(パッチ)ようなアウトポケットである。スポーティーなカジュアルジャケットに用いられることが多い。

●セミ・ピークド・ラペル/semi-peaked lapel
背広の衿型の一種。ピークド・ラペルの下衿の角度を少しだけ下げて、小さめにした感じのもの。

セミ・ウィンザー・ノット
ネクタイの結び方の一種。ウィンザー・ノットより結び目が小さくなるもの。片側だけを二重に 回して締める。

セミ・ノッチド・ラペル
背広の衿型の一種。ノッチド・ラペルの下衿の角度を、少しだけ上に上げた感じのもの。

セミピークドラペル
ジャケットの衿型の。変り衿の一種でありオーダースーツによく見られる。他人のスーツとの違いをこだわりとして主張したものであり、あそび心の表れでもある。

センターベント
背広、上着のベント(後ろの割れ目)の一種で真中1本が開いているもの。日本では俗に「馬乗り」と呼ばれる。

●袖刳り
アームホールのこと。

●ソフィスティケーテッド・トラディショナル
ソフティケーテッドは「洗練された、教養のある」などの意味がある。つまり、洗練された感覚をもつトラディショナル・モデルのことである。ニュー・トラディショナルと同じ意味だが、更に「大人の」といった感じが込められている。日本では「ソフ・トラ」と俗称することがある。

●ソフィスティケート
ファッション用語としてソフィスティケーテッドと同じく「洗練された、大人的な、趣味の良い」の意味で良く使われる。

●梳毛(そもう)ツイード
ツイードは紡毛地の代表とされる生地だが、軽い感じを出すために梳毛糸で織られたツイードのことを特にこう呼ぶ。

●ソリッド・カラー
ソリッドは「無地」の意味。柄を使わないで単色で仕上げられたものの総称。

ダイヤモンド
「ダイヤ柄」のこと。菱形の連続模様でアーガイルの別 名である。

タータン・チェック
スコットランドのクラン(氏族)に伝わる伝統的な格子柄。 チェックが2重3重に重なって複雑な柄を形成している。氏族の紋章かわりにもなっていたので、その柄と 色彩の変形は多い。今ではイギリスの民族柄の枠を越えてあらゆる分野に使われている。黒と緑を中心にした “ブラックウォッチ・タータン”、茶を中心にした“ブラウンウォッチ・タータン”は特に男の服の柄に 適している。“クラン・タータン”とも呼ばれる。また大柄なものを“タータン・ブレード”という。

●ダーツ
「縫い込み」のこと。背広の前ダーツ、などと使う。これをとることのよってジャケットのシルエットが変化してくる。

タック
「ヒダ」のこと。スラックスのウエストバンド下 部に見られ、これのないものを「ノータック・スラックス」一本のものを「ワンタック・スラックス」などと使われる。プリーツともいわれる。

●ダブル・カフス
シャツ・カフスの一種。カフスが折り返って二重になったタイプ。

●チェスト・ポケット
胸ポケットの総称。

チェンジポケット
本来チェンジ(お釣、小銭の意)コインをいれることから、この名称がある。右ポケットの上に付けるのは機能的な面 からも当然である。

●チケット・ポケット
チェンジ・ポケットの別称。

●チップ
「先端」の意味。シャツの衿先や、靴の爪先をさしていう。“ラウンド・チップ”などの使い方をする。

チャコールグレー
チャコール(炭)に近いような濃いグレーのこと。

●ツイード
太い紡毛糸を使って織られた平織り、または綾織りの生地の総称。ハリス・ツイード、エディンバラ・ツイードなど多くの種類がある。

●ツー・タック
スラックスの前部のスタイルでタックが2本取られたもの。ファッション的にも重要なディテールデザインとして用いられる。

●ツー・ピーク
ポケットチーフの飾りの一種で、2つの山形をのぞかせるもの。スリー・ピークと並んで、フォーマル・ウェア向きのスタイルとされる。

●ツー・ピース・スーツ
ジャケットとスラックスのふたつで構成されたスーツ。ごく一般 的な スタイルだが、全般に普及したのは第二次世界大戦後のことと新しい。アメリカでの服装の簡略化がもたらした 現象だが、戦前はスリーピース・スタイルで帽子をかぶるのが常識とされていた。共通 のベストとオーバーを組み合わせた “フォー・ピース・スーツ”というものもある。

●ツー・フェイスド
「表裏とも表面仕上げがなされた」の意味で、このような効果をもつ素材、また両面タイプのコート、ジャンパーなどのこと。リバーシブルと同じ。

●ティ・シェープド・ラペル
背広の衿型の一種。上衿の幅が下衿よりも広く、衿きざみの形がT字形になったもの。

●ディ・ビー・ラペル
“ダブル・ブレスト・ラペル”の略称。ダブル・ブレス・ブレステッドのジャケット、コートなどに用いられるラペルの意味でピークド・ラペルのことをいう。

●ディテール
「細部」の意味。衣服で衿やポケットなど細かい部分のことをさす。ディテール・デザインなどと使う。

●テキスタイル
織り物、布地、織物の原料。テキスタイル・デザインといえば織物を考案することになる。

●テーラー
「布地を裁断し、縫い、コート、スーツなどの服を仕立てる人」の定義がなされる。一般に男ものの洋服屋、仕立屋、裁縫師を意味する。テーラードになると「男もの仕立ての」の意味になり、「女もの仕立ての」ドレスメーカード、ドレスメーキングに対する用語となる。

●トウ・メダリオン
靴の爪先飾りの一種。穴飾りのこと。ストレート・チップやウィング・チップと組み合わせて用いられることが多い。トラディショナル調の靴に多く見られるもの。

●ドッテッド・ストライプ
水玉を縦に並べた感じの縞柄のこと。

●トライアングラー
ポケットチーフの飾り方の一種。別名ワン・ポイントとも呼び、胸ポケットの口から三角形の頂点をのぞかせる。ドレス・アップした感覚が特徴で、ビジネスからフォーマルまでに向く。

●トラぺーズ・ライン
袖口や上着の裾、スラックスの裾などフレヤーさせたシルエット。

ドレープ
「ひだを優雅にみせた垂れ布」という意味 ギリシャの衣装の様な柔らかなひだのこと デザイン上のテクニック
からだの動きにつれてドレープも動き美しい雰囲気をつくりだす。インドのサリーなどが有名 

●ドロップ・ショルダー
背広の肩線の一種。全体に丸みがあり、肩先が落ちた感じのもの。以前コンチネンタル・モデルの背広によくみられた肩線である。

●梨地織り
表面が梨の皮の様な感じの、光沢を消した絹織物のこと。ネクタイの生地によく使われる。

●ナチュラル・ショルダー
背広の肩線の一種。「自然肩」と呼ばれるほど、パッドもあまり使わない、誇張のない感じのもの。

●ナッブ・ツイード
ナッブは「節」のこと。節糸を使ってナッブを織りだしたツイードの総称。 ドニゴル・ツイードなど。

●ナッブ・ヤーン
「節糸」のこと。糸の所々に節があり、生地にした場合、これが表面に出て野趣あふれた変わった効果を与える。

●ナポレオン・カラー
衿型の一種。ボナパルト・カラーの別称である。高く折り返ったカラー(上衿) と幅広のラペル(下衿)を特徴としたもの。ナポレオン・ボナパルトによって軍服に採用されたことからこの名称がある。

●ニット・ジャケット
ニットで作られたジャケットのこと。毛糸で編まれたアウター・タイプ のセーター・ジャケットもこう呼ばれるが、むしろ、テーラード・ニットで作られたオッド・ジャケット 、ブレザーを指す場合が多い。

●ニット・スーツ
編み地で仕立てられたスーツの総称。特にテーラード・ニットによるそれらを さすことが多い。

●ニット・タイ
ニットを素材とするネクタイの総称。俗に「編みタイ」という。特に黒のそれはネクタイのブレザー版とも言われるほど用途が広い。

●ニュー・ボタン・ダウン・カラー
シャツの衿型の一種。ボタン・ダウン・カラーに新しいイメージを持たせたもの。ディテールのワイド化傾向から、幅広のラペルに合わせるため、特に衿先を大きく長くしたもの。

●ニー・レングス
ひざ丈のこと。また、ひざ下までの長さの靴下を、この名称で呼ぶことがある。

●ヌートリア
南アメリカに原産するビーバーに似た動物のことで、これの毛皮を意味する。薄いブラウンの外観で耐久性がある。

●ヌーバック
スエードの一種で銀面(銀付け加工された革)を起毛させたものをいう。カジュアルな靴に用いる。

ネイビー
紺色のこと。深い海の色からきた。

ネックウェア
首に巻くアクセサリーの総称。ネクタイ、アスコット、ボー・タイの他 ネッカチーフ、チョーカーなどもふくまれる。

ネックバンド・シャツ
狭い幅のネックバンド(衿腰)が付けられた、衿なしシャツのこと。ドレス・シャツ の一種でクラシックなスタイルのものである。

ネール・ジャケット
ネール・カラーを特徴としたジャケット。

ネール・スーツ
“ネール・カラー”と呼ばれる独特の立衿を特徴としたスーツのこと。ノン・スーツの一種。

ノー・タック
スラックスの前部のスタイルでタックのないもの、腰のフィット感が強い のでスポーティなスラックスはほとんどこのスタイルである。

ノッチドラペル
一般の背広に見られるごくオ−ソドックスな衿型。俗に「菱衿」と呼ぶもの。一般 にシングル・ブレステッドのジャケットの衿はこれになるが、変り衿としてシングルブレステッドジャケットでもピークドラペルを用いたりする。

ノット
結び目のこと。特にネクタイのそれをさしていう場合が多い。

ノン・カラーズ
文字通り訳すと「色でない色たち」。つまり、黒、グレー、白を意識的に表現した新しい 言い方のこと。

ノン・スーツ
スーツでないスーツといった意味で、これまでの常識をやぶった新しい形式の上下一対を総称する。

バイアス   
斜めの意味で、バイアス裁ちとは ドレープやフレアーをだすために布地を斜めに裁つ事をいう。またスカー
トの裾の処理などに利用されるパイピングにはバイアス布が用いられる

ハイ・ウエスト
実際の体のウエスト・ラインよりも高い位置にとられたウエスト・ラインのこと。また、そうした服の総称。

ハイ・カラー
衿腰を普通のものより高くとった衿の総称。

拝絹(はいけん)
タキシードの衿などにかけられるシルク地のこと。光沢を特徴とする繻子織りが代表的なものである “フェイシング・シルク”という。

パイピング・ポケット
玉ブチ・ポケットのこと。

バルカラー
衿型の一種で、上衿の幅が下衿よりも広いもの。ステン衿のこと。

ピークド・ショール・カラー
背広の衿型の一種。ショールカラー(へちま衿)にV字形の縫い飾りを入れ、あたかもピークド・ラペルに なったような衿のこと。

ピークドラペル
背広の襟型の一種。下襟の角度を大きく上に上げたもの。主としてダブルブレステッドジャケットに使われる。ピ−クは「峰」のことだが、日本では「剣衿」の俗称がある。

ピケ
表面にコーデュロイのような畝があらわれた二重織り組織の生地のこと。丈夫なことが特徴で 「コットン・ピケ」はシャツ地などに、ウールはスラックス地などに使われる。

ビスポーク
レディ・メイドに対して使われる言葉で、「注文服」または「注文服店」のこと。“ビスポーク・テーラー” と使う場合もある。

ビルト・アップ・ショルダー
背広の肩線の一種。詰め物をして、袖山を高く盛り上げた肩線のこと。“ロープド・ショルダー”とも呼ばれる。

ファイバー
一般に繊維の総称である。天然繊維(ナチュラル・ファイバー)と人造繊維(マン・メード・ファブリック) があり、それはまた長さによって、長繊維(フィラメント)と短繊維(ステープル)に分類される。

ファブリック(ファブリクス)
生地の事。dpiでは表生地の事をさします。

ファンシー・パターン
伝統的な縞柄や格子柄をのぞいた、変わり柄の総称。ヘリンボーンやバーズ・アイなど古典柄(クラシック ・パターン)から、ごく新しい物まで含まれる。

ブイ・ゾーン
背広の衿あき部分をいう。V字型を作ってることから、こう呼ばれる。ドレス・シャツとネクタイが 主役となり、地味な背広を着ている男性にとってはここが唯一のオシャレの見せどころになることから、そのファッション表現も注意が必要である。

フラップポケット
たれぶた、雨ぶたの付いたポケットの事。フラップは「ばたばたする、はためく」などの意。

ベージュ
タン(黄褐色)のごく薄い色。ファッション的にはオフ・ホワイト系のもっとも濃い色として使われる。

ぺーズリー
まが玉風の柄。ネクタイ、スカーフの柄として多用される。正しくは「ぺーズレー」と発音する。

ベリード・ラペル
ワイド・ラペルの一種で、特に内側にラインを弧状にえぐった感じのもの。丸いラインを描くには特別 なギ十ツが必要とされ、洋服屋泣かせの衿型である。

ベルトレス
スラックスのウエストバンドの部分のこと。

ベント
背広、上着の後ろの割れ目のこと。ベントとベンツの違いはセンターが1本である事に対し、サイドは2本なので複数形のSがつく事から、センターベント、サイドベンツと分けられる。

ポケット・スクエア
背広の胸ポケットに飾る四角いものの意味で、ポケットチーフの別名。

ホームスパン
「家で紡がれた」の意で、ざっくりとしたハンドメードの感覚を大切に下ツイードの一種。

ボタン・スタンド
ドレス・シャツでプラケットの部分、つまり「前立て」のことである。

ボタン・ダウン・カラー
シャツの衿型の一種。衿先を身ごろに付けられたボタンで留めるタイプのもの。

本切羽
袖ボタンの装飾の一種。スーツの袖をまくる事など殆ど無い現在においては何の機能性も無いといえるが、もともとは医者が患者を診る際に腕まくりし易いようにとあけるようにしたのが始まりと言われている。現在では装飾の意味合いが強い。

マイター・カラー
シャツの衿型の一種。衿を一枚の布で作らず、衿足から垂直にあげた線で斜めつぎにしたもの。

マオカラー
衿型の一種。中国の人民服に見られるような立衿のこと。正式には立衿が折り返っているが、一般 的には学生服の詰衿同じである。マオとは毛沢東主席のことである。

マキシ・レングス
コート・レングスで、くるぶしから床すれすれまでの長さをいう。

マッチ・ベルト
スラックスにあらかじめ合わせて作られた、共地または別の素材のベルト。

マフ・ポケット
ピー・コートなどに見られる垂直に切り口があけられたポケットの俗称。

みかえし
ジャケットの袖口の裏や、身頃の裏の前部に見られる、表と同じ生地を使った部分のこと。“フェイシング”または“インターフェイシング”という。背広の内ポケットの口部分を、表地とつないだような感じに仕立てることを“お台場仕上げ”また“お台場つき”といっているが、高級なもののみに見られる技術である。

ミクスチュア
「混合」を意味する。2色以上の色糸を混ぜ織りにすることなどを意味する。また、その外観をさす。

みごろ
上着の部分で、袖に対して胴の部分を総称する。前部の事を「前身頃」、うしろを「後ろ身頃」と呼ぶ。

ミニチュア・パターン
ごく小型の柄の連続模様のこと。ネクタイ、スカーフ、裏地などに見られる“小紋プリント”に代表される。

ミンク
北米、シベリアに棲息するイタチ科の動物で、その毛皮は高級品の代名詞とされる。

 

メダリオン・シューズ
つま先に穴飾り(メダリオン)を付けた靴の総称。

メタル・ベルト
金属製ベルトの総称。ごく装飾的なアクセサリーとして用いられるもの。アウター・ベルトとして使うことが多い。

メタル・ボタン
金属で作られたボタンの総称。ブレザーのボタンはこれでないと、正式なものとは呼べない。プレーン なものから装飾を施したものまで種類が多い。

メリノ
メリノ種の羊。または、その羊毛で織り上げられたもの。高級ウーステッド地として用いられる。

メルトン
肉厚のケバ立った紡毛地。平織り生地をフェルト状に仕上げたもので、防寒用のコートやブレザーに用いられる。

モアレ
光沢のある波形や木目模様が付いた織物。またそうした模様。ネクタイや、夜間のフォーマル・ウエア などに多く用いられる。

モカシン
U字型の飾りが付いた1枚皮で作られたカジュアルな靴。“インディアン・モカシン” がフルネームで、アメリカインディアンが愛した靴にちなんでいる。

杢糸(もくいと)
ファンシー・ヤーン(意匠撚糸)の一種で、異なる色の単糸を二本または三本撚り合わせて作られたもの。使う糸によって 三杢、四杢などと呼ばれる。英語では“ツイスト・ヤーン”といい、左撚りをZツイストと呼ぶ。

モスグリーン
苔(コケ)を連想させる緑色の一種。

モヘア
アンゴラ山洋の羊毛から作られ金属的な光沢感がある。羊毛、木綿などとの混織もみられ、 キッドモヘアはその一種でもある。

ヤンピー
(中国)山羊の皮革。柔らかいことが特徴でレザー・ウエアに使われる代表的な素材とされる。 また、インド産の緬羊の毛皮をいうこともある。

ユーチップ
靴のつま先飾りの一種で、U字形の飾りが付いたもの。また、この飾りのある靴のこともいう。

ユーチップ・タッセル
ユーチップにタッセル(房飾り)がついた靴のこと。

ユー・ネック
ニット・デザインの一種でU字形にくれているものをいう。

ヨーク
コートやジャケットの肩、また、スラックスの上部などに入れる切り替え布のこと。ストレート・ヨーク の他に変わり型(ファッション・ヨーク)としてスカラップ・ヨーク(逆山型)やウエスタン・ヨーク (逆山が二つ付く型)などがある。またジャケットの背中にタテ型のサイド・ヨークが付くこともある。

ヨークシャー・ツイード
イギリスのヨークシャー産のツイードのこと。

ヨーロピアン・カジュアル
ヨーロピアン調のカジュアルてんルックの総称。アメリカン・カジュアルに対峙するものだが、よりエレガントな外観に満ちているのが特徴。

ライニング
「裏地」のこと。近ごろは裏地のファッション化も進んでいる。日本の場合、表地と対照的なものの色を 使うことが多いが、欧米では同系色でそろえることの方が多いようである。

ラウンド・カラー
シャツの衿型の一種。衿先が丸くカットされているもの。

ラウンド・トウ
靴のつま先のデザインで、丸い形になったもの。

ラウンド・トップ
シャツの衿先が丸くカットされた型。ラウンドポイントとも呼ぶ。

ラペル
ジャケットの衿の事。厳密には下衿を指す。これに対し上衿はカラーと呼ばれる。

リテイラー
「小売り屋」の総称。商品の生産者側(メーカー段階)から見てデパート、専門店などの小売り 業者店などの小売り業者をいう用語。

リネン
亜麻繊維から作られる糸、織物などの総称。なめらかで、光沢があり強いのが特徴。「リンネル」 と一般に呼ばれ、シーツ、テーブル・クロス、ハンカチーフなどによく使われる。

リバース
ネクタイ柄の一種。ストライプが右肩から斜め下へ流れた、普通のものとは逆タイプのネクタイ。

ルーズフィット
衣服が体から離れて、ゆったりした状態のこと。タイト・フィットの反対語として使われる。また、 「オフ・ボディ」の言い方もある。

ループ・ヤーン
表面にループ(輪)を持たせた変わり糸のこと。

ルーミィ・ポケット
アクセントとしての大型のパッチ・ポケット。ポケット自体が大きいだけではなく、プリーツやギャザー をあしらったタイプのこと。

レギュラー・カラー
ごく当たり前のシャツ・カラーの一種。プレーン・カラーとも呼ぶ。

レザー・ボタン
皮でくるんだボタンのこと。カントリー・ライクなジャケットに多く使われる。ノーフォーク・ジャケットに は必ず付けられるボタンである。

レーヨン
パルプから作られる化学繊維の一種。最初に作られた化学繊維で、以前はレーヨン・フィラメントを「人絹」、レーヨン・ステープルを「スフ(ステープル・ファイバーの略)」と呼んでいた。吸水性が良く染色しやすい。

ロイヤル・レジメンタル
レジメンタル・ストライプの縞の間に、クレスト(紋章)を散らせた重厚感あふれる伝統的な柄のこと。 「クレスト・アンド・ストライプ」ともいう。

ロー・ツー
背広上着、ジャケットの前ボタンの位置が低めにとられた2つボタン のスタイルを総称する。Vゾーンが広く開けられることになる。

ロー・ネック
ネック・ラインのひとつで、丸衿をさらに低くカットしたもの。

ロング・ポイント・カラー
シャツの衿型の一種で、長い衿先を特徴としたもの。10センチ前後以上の長さで、 衿開きは鋭角に狭くなっている。衿腰も高くなるのが普通である。

ロング・ロール・カラー
シャツの衿型の一種で大きくロール(うねる)した4インチ(約10センチ)ほどの衿先をもつ ロング・ポイント・カラー。なおアイビー調のボタン・ダウン・シャツは、衿がロールしていなければ本物とは言えない。

ワイド・スプレッド・カラー
シャツの衿型の一種。衿の開きがとくに広いもの。この場合ネクタイのノットは大きくなるよう にウインザー・ノットで締めることが必要。

ワイド・ハード・ラペル
背広上着、ジャケットの衿デザインの一種で、ボールドなイメージを強調するため、ワイド・ラペル(幅広の衿)に、かための芯地を入れて、かたい感じに仕上げたものをいう。極端に広くなり過ぎた衿が、風でバタバタしないように考案されたものである。

ワンタック
「ヒダ」のこと。スラックスのウエスト・バンド下部に見られ、これのないものを「ノータック・スラックス」二本のものを「ツータック・スラックス」などと使われる。

ワンピース・カラー
シャツの衿型の一種。身ごろから1枚衿で続いているタイプ。イタリアン・カラーの別名。